披露宴の進行には基本がある
結婚式を挙げることが決まったものの、実際にどんなことをするのか、分からないというプレ花嫁さんプレ花婿さんも多いのではないでしょうか。
どこの結婚式場でも、披露宴の基本的なプログラムが用意されているものです。ここでは一般的な披露宴の流れについて紹介していきます。
【ステップ1】新郎新婦の入場から乾杯まで
チャペルや神前などでの結婚式を終えた後、披露宴の開始10分前くらいから、ゲストの入場がはじまります。 開始時刻になると新郎新婦が入場し、司会者による開演の挨拶と新郎新婦の紹介が行われます。続いて主賓(しゅひん)の挨拶を経て、乾杯に移ります。 以前は仲人(なこうど)が新郎新婦の紹介を担っていましたが、最近では仲人を立てることが少なくなったため、司会者が紹介したり、プロフィールムービーを流したりするのが一般的となりました。
【ステップ2】ウエディングケーキの入刀から新郎新婦のお色直しまで
乾杯が終わると、次は新郎新婦が一番幸せをかみしめる時間。ウエディングケーキの入刀が行われます。ここでカットしたケーキは披露宴の後半で、幸せのおすそ分けとしてゲストに振る舞われます。 ケーキ入刀後は、司会者の合図で食事・歓談がはじまります。といっても、新郎新婦は食事をとる余裕は残念ながらほとんどありません。ゲストが二人の席にあいさつなどに来ますので、写真撮影や歓談に応じます。また、食事・歓談タイムは、新郎新婦のご両親にとっても忙しい時間帯。式に参加してくれたことへの感謝の気持ちを込めて、通常はゲストにお酌をして回るなどします。また、この間に新郎新婦それぞれのゲストからスピーチが行われます。 しばらくして、新郎新婦はお色直しのために一度退場します。お色直しには約30分かかるので、主役のいない式場ではムービーを流す演出でゲストを楽しませることが多いです。
【ステップ3】新郎新婦の再入場
新しい衣装に着替えた新郎新婦の再入場。その流れで、ゲストの各テーブルを周って行われるキャンドルサービスや、写真撮影の時間にするのも人気の演出です。 落ち着いたタイミングで、ゲストによる余興や祝電の紹介などが行われ、いよいよ式のメインともいえる新婦からご両親への手紙の朗読です。大勢のゲストが見守るなかご両親へ感謝のメッセージを伝えた後は、新郎新婦それぞれがご両親へ花束・記念品の贈呈を行います。 最後に、ご両親や新郎からの謝辞があり、新郎新婦の退場をもって結婚式は閉会となります。
【ステップ4】ゲストのお見送り
披露宴を終えた後のゲストのお見送りは、新郎新婦にとってとても大切な時間です。最近ではプチギフト(ちょっとした贈り物)を用意し、ゲスト1人ひとりへ手渡しながら参列していただいたことへの感謝の気持ちを伝えるのが主流となっています。披露宴の最中は新郎新婦がゲストのそれぞれと触れ合える時間はそれほど多くはないので、最後のお見送りの時間を大切にする新郎新婦が増えています。
二人の趣味やアイデアでアレンジを加えてみて
以上が披露宴の一般的な流れです。あくまで一般的なものですので、こうしなければならないなどのルールはほとんどありません。これを参考に、自分たちらしい結婚式にするために、さまざまな演出を加えてみてはいかがでしょうか。