結婚式には、結婚式に適した日取りがあります。そこまでは分かっていても、実際にどういう日に結婚式をおこなえばよいか知らないという方もいらっしゃるでしょう。そんな方のために、ここでは結婚式にふさわしい日取りについて紹介していきます。こうした日には、結婚式場の予約が混雑しますので、ここで紹介する内容を参考に式場の予約を早めに済ませることをおすすめします。それでは、結婚式にふさわしい日取りについて見ていきましょう。
結婚式には春や秋がふさわしい
結婚式は、暑い季節と寒い季節を避けるのが望ましいとされています。夏は台風による飛行機のトラブル、冬は大雪による電車のトラブルといった、交通機関の乱れが起きやすいのが1つの理由です。また、ゲストとしても真夏には厚着(礼服)を着て出かけたり、真冬に薄着(ドレス)で出かけたりするのは避けたいものです。したがって、結婚式の日取りには、春や秋のように気候が穏やかな季節がふさわしいと言えます。なお、6月は雨が多いものの「ジューンブライド(6月の挙式)は幸せになれる」という言い伝えから、よく選ばれる日取りです。
結婚式にふさわしい日取りは六曜の「大安」
六曜とは中国で生まれたとされているもので、暦に書かれる注記の1つです。以下に紹介する6つの種類があります。
・先勝(せんしょう/さきがち)
・友引(ともびき)
・先負(せんぷ/さきまけ)
・仏滅(ぶつめつ)
・大安(たいあん/だいあん)
・赤口(しゃっこう/しゃっく/せきぐち)
以上の六曜が日ごとに割り振られています。六曜にはそれぞれに意味があります。「大いに安し(平穏である)」という意味を持つ「大安」は、何事にも縁起がよいとされています。そのため、結婚式を挙げるのには最もふさわしい日取りだと考えられています。その次にふさわしいとされているのが「友引」です。「友を引く」という漢字から「友人のところにも幸せを引っ張っていく」という解釈が生まれ、結婚式にふさわしいと考えられるようになりました。
ちなみに「仏滅」は六曜のなかでも最も「凶」の日で、お祝い事には適していない日取りとされています。こうしたことから、人気のなくなってしまう「仏滅」の日に、割引をする結婚式場も増えています。結婚式の費用を節約したい場合には、仏滅の割引を利用するのも1つの手と言えるでしょう。
11月22日(いい夫婦の日)が人気
11月22日は、数字の並びを「いい夫婦」と読めることから、入籍や結婚式の日取りに人気があります。同じように、2月2日(夫婦の日)や3月9日(サンキューの日)といった語呂のよい日取りも人気となっています。語呂のよい日なら記憶に残りやすいので、記念日などを忘れやすい新郎新婦には特におすすめです。
お盆・連休・年末年始は避けよう
お盆・連休・年末年始は、旅行やプライベートで忙しい方が多く、結婚式の日取りには向きません。特に大勢のゲストを招く場合は、これらの日取りを避けるように気をつけておきましょう。ただし、親族のみで少人数制の結婚式をおこなう場合には、個別に都合を伺ったうえでこの時期に結婚式を設定するのもよいでしょう。ゲストへの負担を考慮しつつ、日取りを決めてください。
結婚式にふさわしい日取りについてお分かりいただけましたでしょうか?結婚式にふさわしい日取りは、気候が穏やかな春や秋の、大安の日です。反対に、暑い夏や寒い冬、あるいはゲストが忙しくなるお盆・連休・年末年始などは避けることをおすすめします。これらを参考にして、新郎新婦、それから両家の両親が納得のいく日取りを決めましょう。