江戸時代を発祥とする引き菓子は、祝いの席を彩るお土産のお菓子として広く世間に浸透するようになり、日本人の結婚式には欠かせないものになりました。この引き菓子、元々は鯛や鶴といったおめでたいイメージの生き物などを模したかまぼこ細工の和菓子で、戦後しばらくの間までは、引き菓子専門店というもの が日本中に存在したのです。
　
ところが、ホテルや結婚式場などが結婚式をトータルでプロデュースするようになると、引き菓子の注文も大手の菓子メーカーや食品メーカーに一括で注文されるようになり、引き菓子専門店は活躍の場を失っていきました。
　
引き菓子専門店を見かけなくなった現在では、引き菓子の注文は結婚式場を通して行なったり、デパートや有名菓子店、お気に入りのお菓子屋さんなどに直接、引き菓子の相談を行うカップルも少なくありません。
　
そんな中で最近主流になりつつあるのが、インターネットの「ブライダルアイテム専門店」で引き菓子の注文を行うスタイルです。ネット注文なので、好きなときに好きなだけ引き菓子選びができ、他の新郎新婦の感想や口コミなどをチェックできるメリットもあります。