今さら人に聞けない!?結婚式ってそもそも何?
結婚式場も決まり、いよいよ結婚式の準備!だけど結婚式って実際にはどんなことするの?と、改めて思うプレ花嫁さんも意外と多いのではないでしょうか?
結婚式とは、新郎新婦が立会人のもと誓いの言葉を述べ、主に指輪交換などをおこない、婚姻のための確認をするセレモニーのことです。バージンロードを歩いて登場し、誓いのキス、指輪交換などといったシーンを思い出す人も多いかも知れません。二人の愛の誓いを行う大切なセレモニーですので、事前によく準備をしておきたいですよね。
ちなみに、この結婚式の後に行うパーティーが「結婚披露宴」です。この記事では一般的な挙式で行われる一連のセレモニーの流れや、意味、注意点などを見ていきたいと思います。
家族の愛に包まれる、“ベールダウン”の儀式って?
ベールダウンとは、新婦がバージンロードを歩く前に、母親がベールを下ろし、新郎の元へと送り出してもらうセレモニーです。ベールは魔除けの役割を担っていて、フェイスベールを下ろしてもらう儀式には、花嫁の安全と幸せを願うという意味があります。そのため、生まれた時から一番近くで花嫁を見守っていた母親がその役割を担うことが多いようです。「母親が手伝う最後の身支度」とも言われており、新婦と家族の大切なコミュニケーションの場でもあるのです。
バージンロードを歩く直前にゲストに見守られながらベールをおろしてもらうパターンと、挙式が始まる前に家族だけで済ませる場合の2パターンがあります。ゲストと一緒に感動的な瞬間を分かち合いたいという方は前者、周りを気にせずゆっくりと家族と過ごしたいという方は後者がおススメです。いずれにせよどのタイミングで行うのかはプランナーさんや家族としっかり確認しましょう。また、マリアベールなど、ベールのタイプによってはこの儀式ができないものもありますので注意しましょう。
“バージンロード”の一歩一歩が新婦の人生の歩み
さて、次はいよいよ新婦入場のシーンです。結婚式場の、扉から祭壇へと続く道は「バージンロード」と呼ばれます。花嫁が父親とバージンロードを歩く様子はとても感動的ですよね。
バージンロードは花嫁の人生を表しているといわれ、式場の扉は「誕生」の意味をあらわしています。扉が開き、歩き出す瞬間は、「人生のはじまり」を意味します。つまりバージンロードは「生まれてから今日までの道のり」ということになります。幼い頃から大きくなるまでの思い出を振り返りながら一歩一歩かみしめながら歩んでみてください。
父親が新婦をエスコートして入場し、終盤では新郎にそのバトンを渡すという流れが一般的です。新婦は慣れないドレスを着ていますし、二人が足並みを揃えて歩くのは意外と難しいものです。挙式前に二人でよくリハーサルをしておきましょう。
結婚式のクライマックスは“誓いのことば”
新婦が登場し、待ち構える新郎と共に2人が揃った後は、誓いの言葉のセレモニーです。これは挙式スタイルによってやり方が大きく変わります。
例えば教会ウエディングや神前式では司式者が新郎新婦にお互いの妻、夫となり、健やかなるときも病めるときも、どんなときも愛し敬うことを誓いますか?などと問いかけ、それぞれ「はい、誓います」と約束するスタイルで、これは神様に結婚を誓うものです。
一方、人前式では、列席いただいた家族やゲストの方々に、二人が夫婦となることを誓うもので、大抵はオリジナルの「誓いの言葉」を自分たちで考え、行います。
どのスタイルも、式の最も感動的なシーンの一つであることにはかわりありませんね。
“指輪交換”は二人の愛の証
次に、二人の愛の証である指輪交換の儀式が行われます。今ではどんなスタイルの結婚式でも指輪交換が行われていますよね。この指輪交換にも実は大切な意味があるんです。リングは「途切れることのない永遠の絆」や「愛情」をあらわしています。また結婚指輪は左手薬指にはめますが、これは、昔から左手薬指と心臓がつながっている考えられており、お互いの心と心をつなぐという意味で左手薬指にはめるそうです。意味を知っておけば指輪をはめる指を間違えたらどうしよう、なんて心配もなくなりそうですね。
まずは新郎が指輪を受け取り、新婦の左手薬指に、次に新婦が新郎に同じことを行い指輪交換を行います。この時、ほとんどの列席者は物音を立てずかたずをのんで見守っています。家族やゲストに見守られる中で、緊張しすぎて手が震え、指輪がなかなか入らない!なんてことがないように、二人で落ち着いて行いましょう。
‘新郎新婦退場’は二人の未来を表す道
式の最後は参列者の祝福や拍手を受けながら二人で式場をあとにします。入場する時のバージンロードが「二人が出会うまでの道のり」であれば、退場する時は「新しい人生の第一歩を踏み出す道」ともいえます。両親や二人を支えてくれたゲストへの感謝の気持ちを忘れずに一歩一歩進んでいきましょう。退場のとき、バージンロードを進んだら後ろを振り返らないというのが一般的です。なぜなら、二人の未来を表す道だからです。盛大に見送っていただくので扉のところで振り返って一礼してから退場したくなりますが、これは行いません。
退場後は新郎新婦の2人は控室に入り、式場の外でブーケトスやライスシャワー、フラワーシャワーが行われる場合もありますが、式場によってできる演出とできない演出がありますのでプランナーさんとよく相談して二人のやりたい演出を行いましょう。
二人の楽しめる、素敵な結婚式を行うために・・・
結婚式のセレモニーは、一つ一つに大切な意味が込められているんですね。どれも二人の未来を願う大切なもの。だからこそ、古くから行われている儀式でもあるのです。
結婚式は初めてのことだらけで、慣れないことを大勢のゲストがいる中でするのはとても緊張するし、失敗したらどうしようと心配になることもあると思いますが、ほとんどの方は結婚式は初めての体験ですので、失敗を恐れずにリラックスして、それぞれのセレモニーのもつ意味を思い出してみてはいかがでしょう。きっと幸せな気持ちの方が勝り、緊張なんて忘れてしまうと思いますよ!