海外挙式のリーガルウエディングとブレッシングウエディングとは?

挙式

海外挙式で特徴的なのが、結婚式のスタイルです。その特徴的なスタイルには、「リーガルウエディング」、「ブレッシングウエディング」があります。これらはいったいどういうスタイルなのでしょうか?海外挙式を検討している方は知っておくべき内容ですので、これを参考にどちらのスタイルにするか選んでみてはいかがでしょうか。

リーガルウエディングとは


リーガルウエディングとは、海外挙式において現地の民法に従い、婚姻することです。リーガル(Legal)には「法律上の、適法の」という意味があるので、リーガルウエディングは(現地の)法律に適合した結婚式という意味になります。日本では婚姻届を提出すれば結婚したことになりますが、海外諸国の多くは、婚姻届の提出でなく、挙式によって婚姻を認めています。この婚姻を認める結婚式のことをリーガルウエディングと言うのです。そのため、独身の男女しかリーガルウエディングを挙げることができません。つまり、日本で婚姻届を提出して結婚が認められた新郎新婦はリーガルウエディングができないというわけです。
リーガルウエディングをおこなった新郎新婦は、現地で婚姻証明書を取得し、日本の役所に原本と翻訳したものを提出します。そうすると、日本でも婚姻が認められ、戸籍に「○○国方式において〇月〇日に婚姻」と記載されます。海外の国にルーツや親しみがあるなどの理由があれば、このように記載されるのは嬉しいことですね。ただ、リーガルウエディングの書類の準備や手続きは少し大変なようです。

海外挙式でリーガルウエディングをする場合に必要な準備


海外挙式でリーガルウエディングをするためには、新郎新婦の「婚姻具備証明書」と「戸籍謄本」、「除籍謄本」が必要となります。この「婚姻具備証明書」というのが、新郎新婦が独身であることを証明する書類です。いずれの書類も現地の言語に翻訳するとともに、外務省・大使館での認証手続きをおこないます。海外挙式の2ヶ月前を目安に準備しておきましょう。そして、再婚の場合には重婚にならないということを証明するために「除籍謄本」が必要となりますので、該当する方は忘れないように準備してください。なお、海外の結婚式場とのやり取りには高度な英語力と専門的な知識が必要となりますので、業者に依頼して代行してもらうことをおすすめします。

ブレッシングウエディングとは


ブレッシング(Blessing)には「祝福」という意味があり、ブレッシングウエディングとは、婚姻関係を結んだ新郎新婦が、神様の祝福を受ける挙式スタイルのことです。リーガルウエディングとは異なり、法律による効力はありません。つまり、ブレッシングウエディング=婚姻ではないというわけです。こちらのスタイルの場合は、新郎新婦が事前に婚姻していることが挙式の条件となるのです。キリスト教の信者でなくても受けられることが多いという特徴もあります。

海外挙式でブレッシングウエディングをする場合に必要な準備


先ほどお伝えしましたように、ブレッシングウエディングを挙げる条件は、新郎新婦が婚姻関係にあることです。そこで、婚姻関係にあることを証明するために「戸籍謄本」もしくは「婚姻届の受理証明書」と、「名義変更後のパスポート」が必要になります。婚姻届を提出すると、新しい戸籍謄本を作ってくれます。ところが、新しい戸籍謄本ができるまでに時間がかかります。そこで、その代わりとなるのが、「婚姻届の受理証明書」です。そのどちらかに加えて、パスポートの名義変更をしたものの準備が必要となります。パスポートの名義変更には1週間程度かかりますので、早めに申請しておきましょう。

以上、海外挙式で特徴的なリーガルウエディングとブレッシングウエディングについて紹介してきました。海外の民法のもとで婚姻関係を結ぶ挙式するリーガルウエディングと、牧師から神様の祝福を受けるブレッシングウエディング。どちらのほうが魅力的だと感じましたか?リーガルウエディングの手続きが大変ということもありますので、「その国の法律で婚姻を認めてもらいたい」、「戸籍にその国で入籍したことを記載してもらいたい」といった希望がないのであれば、ブレッシングウエディングを有力候補にしてみてはいかがでしょうか。


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