出産祝いにぴったりな“プチギフト”って?気軽だけど、ちゃんと気持ちが伝わる贈りもの

出産祝いって、毎回なかなか悩みどころですよね。
おめでとうの気持ちはしっかり伝えたい。でも、あまり大げさになっても相手が気を遣っちゃう…。
私も友人や職場の方へのお祝いで、毎回「何がちょうどいいのかな?」と迷います。

そんなときにちょうどよかったのが、“プチギフト”。
小さすぎず、大きすぎず。ほどよく気持ちが伝わって、相手も受け取りやすい。まさにお祝いの救世主でした。

 

ベビー用品じゃなくて、“ママに向けた贈りもの”がうれしいことも

出産祝いといえば、つい赤ちゃん用のスタイやベビー服、おもちゃなどを選びがち。
もちろんそれも嬉しいんですが、実は“ママ自身に向けたギフト”の方が喜ばれることも多いんです。

私が出産したときも、ベビー用品はすでに家族や親戚からたくさんもらっていて正直間に合っていました。
そんな中で届いたのが、ノンカフェインのお茶と、やさしい香りのハンドクリームのセット。
「わたしのことも気づかってくれてる…!」と、それだけで心がふっと軽くなったのを今でも覚えています。

実際に贈ってよろこばれた“ママ向けプチギフト”いろいろ

ここでは、私自身が贈って喜ばれたものや、もらってうれしかった“ママ向けギフト”をピックアップしてご紹介します。

✔ 甘さ控えめの焼き菓子
 ちょっとつまめて見た目も可愛い。疲れたママの癒しタイムにぴったり。

✔ ノンカフェインのお茶(ルイボス・麦茶など)
 授乳中でも安心して飲める“気づかいドリンク”。

✔ 香りのやさしいハンドクリーム
 赤ちゃんと過ごす時間にも邪魔にならない、ほんのり系がおすすめ。

✔ 入浴剤やフェイスパック
 ゆっくりお風呂に入れない日でも、気分だけでもリラックス。

✔ 上質なフェイスタオルや靴下
 毎日使うものだから、ちょっといいものが嬉しい。

どれも気軽に贈れて、しかも“自分のことを気にかけてもらえた”と感じてもらえるアイテムばかり。
ママの心と体をほんの少しやわらげてくれる、そんなプチギフトを選んでみてはいかがでしょうか。

 

出産祝いでやってはいけない“3つのタブー”、ご存じですか?

うっかりやってしまいがちなマナー違反、実はけっこうあります。
最低限おさえておきたい3つをチェックしておきましょう!

⛔ 出産前に贈るのはNG!
まだ赤ちゃんが無事に生まれていない段階でのお祝いは避けましょう。
出産は何があるかわからないもの。
「おめでとう」の気持ちは、出産報告を受けてからがベストタイミングです。

⛔ のしやメッセージに“薄墨”を使わない!
丁寧に見えるから…と薄墨を使いたくなる気持ち、わかります。
でも薄墨は本来お悔やみ用。
お祝いごとには、濃くはっきりとした黒墨で書くのが基本です。

⛔ 忌み言葉に注意!
「流れる」「終わる」「消える」などのネガティブな表現や、「四」「九」といった不吉とされる数字は避けましょう。
メッセージカードを書くときは、前向きで明るい言葉を意識すると安心です。

 

出産祝いで避けたほうがいい“NGアイテム”とは?

気持ちがこもっていても、選び方によっては「ちょっと微妙かも…」と思われてしまうことも。
代表的なNGアイテムはこちら

✖ 刃物・ハサミ類
 “縁を切る”と連想されるため、お祝いの場には不向き。

✖ 櫛(くし)
 「苦(く)」「死(し)」という語呂合わせから縁起が悪いとされます。

✖ ハンカチ
 「手巾(てぎれ)」=“手を切る”を連想させるため、別れの意味を持つとされることも。

✖ 鉢植え
 「根づく」という意味で良さそうに見えますが、「病院に根づく」などととらえる方も。    出産後の贈り物には避けるのが無難です。

✖ 日本茶
 弔事のお返しとして使われることが多く、お祝いには不向きとされています。

✖ アルコール・添加物が多い食品
 授乳中のママには避けたほうが安心。
 できるだけ体にやさしい素材やノンアル商品を選びましょう。

 

“ちょうどよさ”は、気持ちとサイズのバランスから

出産祝いを選ぶとき、大事なのは「気持ちの伝え方」と「贈り方のバランス」。
特に、相手との関係性によって“ちょうどいい距離感”を見極めることがポイントです。

受け取る人の“負担にならない”ギフトがやさしい

たとえば職場の先輩や同僚など、気軽にやりとりする関係で高価すぎるギフトを渡してしまうと、
「わ、こんなにしてもらって大丈夫かな…?」と、かえって相手に気を遣わせてしまうことも。

そんなときこそ、“プチギフト”という選択肢がぴったり。
気負わず受け取れて、でもちゃんと気持ちは伝わる。そんな距離感を保てる贈り物なんです。

やさしさは、コンパクトな形でも伝わる

さらに意識したいのが、サイズ感。

贈る側としては良かれと思っていても、大きすぎたり重すぎたりすると、
育児中のママにはかえって“ちょっと大変…”になってしまうことも。

私も出産後、ベビーカーを押しているときに大きな箱を受け取って「うれしいけど、どうやって持って帰ろう…」と困った経験があります(笑)

それ以来、私がギフトを選ぶときは“コンパクトで持ち歩きやすいかどうか”も重要なポイントにしています。

✔ バッグにすっと入るくらいのサイズ
✔ 片手で持てる軽さ
✔ 包装もシンプルでかさばらない

こんな気づかいがあるだけで、贈られた相手の負担はグッと軽くなります。

贈る気持ちはもちろん大切。でも、受け取る人の暮らしや状況にそっと寄り添えることが、いちばん嬉しいギフトにつながるのかもしれません。

 

贈る側も楽しめるギフト選びを

「相手が喜んでくれるかな?」と想像しながらギフトを選ぶ時間って、
実は自分にとっても楽しい時間だったりしますよね。

「あの人、甘いもの好きだったな」
「これ、疲れてるときに元気でそう!」
そんなふうに思い浮かべながら選ぶと、自然とやさしい気持ちになれるから不思議です。

プチギフトなら、あまり肩ひじ張らずに「これ、いいかも」と思ったものを気軽に選べるのも魅力。
選ぶ時間そのものが、自分にとっても小さな癒しになるのかもしれません。

 

最後に:迷ったら、「自分だったらどう思うか?」で選んでみて

出産祝いのプチギフト、どんなものがいいか迷ったら、
「もし自分がこのタイミングでもらったらうれしいかな?」と想像してみるのがいちばんシンプルで確実です。

華やかじゃなくても、かしこまりすぎてなくても、
「あなたのことを思って選びました」が伝わるギフトこそが、心に残る一品になるはず。

小さなギフトに、やさしい気持ちをギュッと詰め込んで。
出産をがんばったママに、そっと笑顔を届けられますように。


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