結婚式で渡す引出物でNGなものって?

マナー 引出物

昔から、いわゆる「忌み言葉」につながるような引出物はタブーとされてきました。具体的には、「切れる(縁が切れる)」「割れる(破談)」「猿(去 る)」などに関連した引出物です。「切れる」だと、たとえばハサミや包丁などで、「割れる」だとガラス用品、「猿」だと猿が描かれた食器などの引出物です。時代が流れ、昔ながらの風習が廃れてきてはいますが、できればこれらも引出物のNGのひとつとして考慮した方が良いでしょう。

また、新郎新婦の自己満足にすぎない引出物もNGといわざるをえません。ひと昔前、バブル景気の頃には、新郎新婦の顔写真が描かれた食器などが引出物として人気がありました。ですが、親兄弟でもない限り、新郎新婦の顔写真入り食器など、日常的に使いたいとは思わないものです。といって、捨てるに捨てられないのもまた事実。このように、もらった側が扱いに困ってしまうような引出物はNGと心得ておいた方が賢明です。

重いものや大きすぎるものも、もらった側は困ってしまうものです。持ち帰るのも大変だし、持ち帰ったあとも、置き場所に悩んでしまいがちです。列席者に喜んでもらうための引出物で、相手を悩ませてしまうようでは本末転倒といわざるをえません。


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