結婚式の「プロフィール紹介」って?
初めて迎える結婚式は、新郎、新婦のお二人にとってはとても緊張するものですが、それは新郎新婦だけじゃなくゲストも同じ。特に結婚式の後の披露宴から参加するゲストは、「相手の方はどんな人なんだろう」「二人はどうやって知り合ったんだろう」などと思いながらドキドキして披露宴の始まりを待っているのではないでしょうか。
そんなゲストたちに、自分のこと、相手のことを紹介する大きな役割を担っているのが「プロフィール紹介」です。そもそも「結婚披露宴」とは二人の親しい人達に二人が結婚したことを披露する宴のことですので、その中でも新郎新婦それぞれの経歴や、二人の馴れ初めなどをゲストに紹介する「プロフィール紹介」は、最も大切なものといえます。
「自己紹介」と聞くとちょっと恥ずかしく感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、さまざまな紹介の仕方があるので、自分達らしいやり方でゲストに伝えられたらいいですよね。そこで今回は、結婚式のプロフィール紹介について定番のものから最近人気の演出までを集めてみました。ぜひお二人に合うものを探してみてください。
「ラブストーリー」で結婚までの道のりを紹介!
今人気急上昇中の「ラブストーリー」を知っていますか?「ラブストーリー」とは二人が出会った日やプロポーズした日など、二人の記念日の日付を書いてウェルカムスペースなどに飾り、ゲストに紹介するものです。小さな黒板や色紙、お皿などに書くのが人気で、お二人の歩みをさりげなくゲストにお伝えするにはピッタリのアイテムです。「ラブストーリー」に書く内容はお二人の自由ですが、基本的には次の5つの記念日をベースに書きましょう。
- 二人の出会い
- 二人がお付き合いを始めた日
- プロポーズされた日
- 入籍した日
- 結婚式を挙げた日
日付とその日の出来事、この二つを時系列に並べれば完成なので、とってもシンプルで簡単ですよね! これらの記念日は英語に訳して書かれることも多いのですが、訳し方次第で一段と素敵なラブストーリーに。例えば「付き合い始めた日」は「he stole her heart」、「プロポーズされた日」は「She said Yes!」、「入籍した日」は「She stole his last name」など、思わずくすっと笑ってしまいそうですよね。
結婚式ではウェルカムスペースに飾るアイテムとして使い、その後は新居に飾って置くことができるのもいいですよね。とてもシンプルで簡単にできるので手作りアイテムとしてもおススメです。
結婚式に欠かせない、プロフィールムービー
今や結婚披露宴や二次会では欠かせない映像演出の一つがプロフィールムービー。これは新郎新婦それぞれの生い立ちから馴れ初め、そして結婚までの道のりを映像で紹介するものです。BGMと新郎新婦の写真やムービーで制作し、幼少期から二人が出会い、結婚するまでの過程を分かりやすく、感動的に伝えることができます。また、お色直しなどで主役の二人が中座するときなどに流せばゲストを飽きさせることなく会場を楽しませることができます。
作り方は主に3パターンあり、一つは式場提携の制作会社に写真を私作ってもらうパターン。もう一つは、自分たちで映像制作会社に依頼をし、でき上がったDVDを式場へ持ち込むパターン。そして最後は自分達で作るパターンです。どのパターンを選ぶかによって値段や完成までの時間も変わってくるので、自分達に合ったものを選びましょう。
制作会社に依頼する場合は希望を伝え、写真を提供すれば作ってもらえるのでとっても楽ちんですが、決まったフォーマットから選ぶ場合も多く、あれこれ希望をかなえようとすると金額も上がるというデメリットがあります。
自分たちで作るのは自由に二人の好きなように作れ、比較的安くできるという反面、時間もかかりますし、慣れていない場合はある程度勉強したりする必要もありますので注意が必要です。
席次表でさりげなく紹介
披露宴の席次表の一角に新郎新婦の写真やプロフィールを載せて紹介するというパターンも人気です。席次表はゲストの紹介や座る場所を伝えるためのもので、披露宴の開始前に配られます。そのため、そこに新郎新婦のプロフィールを入れることで多くのゲストに事前に目を通してもらうことができ、披露宴開始前のちょっとした時間も楽しんでもらえるでしょう。
自己紹介の項目としては、生年月日、出身地、趣味・特技、お互いの第一印象、好きなところなどが多いようです。項目は自由なので二人でオリジナリティ溢れる質問を考えるのも楽しそうですね。ただ、席次表のメインはあくまでもゲストの紹介ということをお忘れなく!スッキリとシンプルなものを作るよう心がけましょう。
司会者や友人からの紹介
披露宴では司会者が新郎新婦のプロフィールを紹介するパターンは定番中の定番とも言えます。通常は披露宴が始まってすぐ、乾杯や祝辞の前に、ゲストに伝えたい二人のエピソードや内容を司会者を通して伝えてもらいます。この場合、内容は事前に司会者と打ち合わせを行い決められます。一般的な内容はそれぞれの生い立ち、二人の出会いから結婚までなどですが、ゲストに一番何を伝えたいのか、また伝えてほしくない情報などを打ち合わせ前によく整理しておきましょう。
もっとカジュアルに、という方は親しい友人にプロフィール紹介を託してみてはいかがでしょう。学生時代のエピソードなどをまじえて紹介してもらえば会場も盛り上がること間違いなし!友人の口からどんなことが話されるのかちょっぴりドキドキしますが、ゲストはきっと楽しんでくれるはずです。大役を務めてくれた友人にはお礼の品を贈るなどして感謝の気持ちを表しましょう。
インタビュー形式、クイズ形式のプロフィール紹介で盛り上げよう
自分たちの口でゲストに伝えたい、でも緊張するし難しそう・・・という方はインタビュー形式がおススメです。これは司会者などに「出会いは?」「第一印象は?」などと質問してもらい、二人が答えるというやり取りで紹介していく方法です。新郎新婦自ら伝えるため、ゲストの注目を集めることができますし、より印象に残ると思いますよ!
ゲストを巻き込んでワイワイ・・という演出をご希望の方はプロフィール紹介を兼ねたクイズを行ってはいかがでしょう。これは、二人に関わるクイズにゲストに答えてもらいながら二人のことを知ってもらうというものです。「二人の出会いの場は次のうちどこでしょう?」「新婦の手料理で一番好きなのは肉じゃが、○か×か?」など問題は○×や三択などにしておくとゲストも簡単に答えることができます。テーブルごとにチーム対抗戦にしたり、正解者にはプチギフトを差し上げるなどすればさらに盛り上がりそうですね。
インタビュー形式、クイズ形式は時間が意外とかかるので、特に披露宴では時間配分に注意が必要です。
プロフィール紹介のタイミングは?
結婚披露宴や二次会でのプロフィール紹介の事例をご紹介しましたが、自分達に合いそうなプロフィール紹介は見つかりましたか?自己紹介の方法によってタイミングも変わってくると思いますが、早めに自分達のことを知ってもらって披露宴を楽しんでもらいたいという方は乾杯前後に。一方で、余興の一つとしてプロフィール紹介を楽しんでもらう場合は後半にするのがよいでしょう。自分達のことをゲストに知ってもらうのはなんだか照れくさいと感じるかもしれませんが、「プロフィール」は二人が歩んできた人生の軌跡です。それをゲストと共に振り返ることができるなんてとっても素敵なことだと思いませんか?ぜひお二人にぴったりの紹介方法を考えてみてください。