【文例(2)】 新婦から両親へ贈る手紙はどうしたらよい? (3)

披露宴 挙式 演出 結婚準備

新婦から両親へ贈る手紙はどうしたらよい? (1) では、手紙の書き方のポイントや注意事項についてまとめましたが、それでは、全体を通した文例を見ていきましょう。ここでは文例を2つご紹介します。これを参考に、両親への手紙を考えてみてはいかがでしょうか。

★ 新婦の手紙の文例2


みなさま、本日はご多用のところ、私たちの披露宴にご列席いただきましてありがとうございます。私事ではありますが、この場をお借りして私を育ててくれた両親への手紙を読ませていただくことをお許しください。

お父さん、お母さん。私がお二人に手紙を書いたのは、もしかしたら小学生のとき以来かもしれません。ウエディングプランナーさんに勧められて結婚式で両親への手紙を読むことにしてから、何を書こうかなとけっこう考え込んでしまいました。書くことがたくさんあるような気もしたし、伝えなくてももう分かってくれている気もしたからです。

でも、普段言葉にして言わないような当たり前のことでも、結婚式という機会できちんと伝えることに大きな意味があるんだとプランナーさんにアドバイスしてもらいました。アドバイスをもらって手紙を考えはじめてからは、伝えることを絞り込むのが大変でした。

思えば私は、子供の頃からお父さんとお母さんに心配ばかりかけていたと思います。私はオッチョコチョイのおてんばでよくケガをしたし、迷子の放送でお父さんお母さんを呼びだすことが何度もありましたね。中学や高校に入ってからも帰るのが遅かったり、学校から電話がかかってきたりと、お二人は気が休まる暇もなかったかもしれません。それでもこんな私を優しくあたたかく見守ってくれたことに、とても感謝しています。

これからは(新郎名前)さんと二人で支え合いながらしっかりと歩んでいきます。どうぞこれからも見守っていてください。

そして、(新郎名前)さんのお父さん、お母さん。今日から家族に加われることを本当に嬉しく思います。お二人のような仲のよい夫婦を目指していきます。何かと至らぬところもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

最後になりましたが、こうして本日を無事に迎えられましたのも、ご列席くださったみなさまのおかげです。未熟な私たちではございますが、どうぞあたたかく見守ってくださいますようお願い申し上げます。

(新婦名前)より。


以上が、新婦から両親へ贈る手紙を書く際のポイントと文例です。普段は面と向かって言えないことを、両親に伝える貴重な機会です。これまでのことを振り返り、両親に何を伝えたいことを考えてみてください。手紙では、できるだけ具体的なエピソードを盛り込みましょう。そうすることで、伝えたい思いが伝わりやすくなるでしょう。ここで紹介したポイントや文例を参考にオリジナルのスピーチを考え、両親に伝えてみてください。


〈 Preview All Next 〉