プチギフト発祥の国って?

プチギフト

プチギフトのことを、欧米では「Wedding Favors」と呼びます。そして、このWedding Favorsの伝統的なものであり、代表的な存在が「ドラジェ」です。
 「ドラジェ」という言葉はフランス語で、英語では「シュガーアーモンド」といいます。英語のネーミングのとおり、ドラジェとはアーモンドを砂糖で包んだ お菓子のことです。欧米で代表的なプチギフトであるドラジェは、日本でも比較的良く用いられているので、これまでに出席した結婚式で、プチギフトとしても らったことのある方も少なくないのではないでしょうか。
 「ドラジェ」がフランス語ということは、ドラジェ発祥の地であり、Wedding Favors引いてはプチギフト発祥の地もフランスなのでは? と、思われるかもしれませんね。プチギフトの「プチ」も、元々はフランス語です。

 たしかに、現在のドラジェの原型を作り出したのは、フランス人といわれています。陶器のようにコーティングされたドラジェは、お祝いに用いるお菓子にふさわしいということで、ヨーロッパの結婚式などでの贈り物に使われるようになりました。これが、プチギフトの発祥ともいえるでしょう。
また、紀元前177年のローマ貴族・ファビウス家に赤ちゃんが誕生したお祝いとしてドラジェを配ったことがプチギフトの始まり、という説もあるようです。
ところが、ドラジェ自体の発祥は、なんと紀元前3000年の古代エジプトともいわれています。アーモンドに砂糖、それに蜂蜜をかけたものを、神々への奉献 物として捧げていたとか。もしかしたら、気が遠くなるほど昔のエジプトこそが、プチギフト発祥の地といえるかもしれません。


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